三姉妹ママぶろぐ

小学三年生・小学一年生・年中の三姉妹の母親です。潰瘍性大腸炎と戦いながら育児、家事、仕事、を不器用に…頑張ってます!

潰瘍性大腸炎が再燃

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私は潰瘍性大腸炎という大腸の病気を持っています。簡単に説明すると、潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜に潰瘍やただれができる大腸の炎症性疾患です。 特徴的な症状としては、下痢、血便、粘液便、腹痛です。
難病で完治することはないと言われています。でも治療をすれば、症状が落ち着きます。(落ち着いている時は寛解期。また症状が出れば再燃。)


私は初めて潰瘍性大腸炎と診断されたのは約3年前。診断されたのは3年前ですが、実際調子が悪くなり始めたのは約8年前でした。

産後10ヶ月の時。
初めて“なんかおかしいな”と異変に気づき始めたきっかけは血便でした。腹痛などはなかったのですが、便に血が混ざっている感じで、肛門が切れた感覚はなかったので急に不安になってしまいました。
その後も血便が数日続いたので、近くの消化器内科のクリニックを受診。クリニックでもわからないからと近くの総合病院を紹介してもらいました。

総合病院へ行くと「大腸検査をしましょう。」と大腸検査の予約と説明をされました。
検査当日の朝に2リットルの下剤を飲みます。スポーツドリンク味ですが、私には不味くて1.5リットルしか飲めませんでした。

大腸検査をしてくれたのは、若い男性医師でした。若いから知識がないのか、経験がないのか、「血便の原因が分からない」と言われました。
大変な思いをして、大腸検査をして原因が分からないってなぜ?と疑問。次回の予約を取るように言われましたが、断りました。

大腸検査をして数日後に育児休暇からの仕事復帰。しばらくすると血便の症状がなくなっていました。


長女が1歳半頃に、2人目を妊娠。妊娠中期頃から粘液便が出るようになってきました。粘液だけ出る時もあり、その当時の私は肛門から膿が出てるのだと勘違いし、肛門科があるクリニックへ診てもらいました。やっぱり肛門は異常なし。「大腸検査した方が良いけど、妊娠中は何がおこるか分からないから産後にした方が良いね」と言われ妊娠中は検査もなにもできませんでした。
妊娠8ヶ月で切迫早産(早産になる可能性がある状態)の為、入院してしまい、その入院してる間に症状が落ち着いてしまいました。


次女が1歳半頃に、3人目を妊娠。妊娠中期頃からまた調子が悪くなり下痢と粘液便が続くようになりました。心配になり、産婦人科の先生に相談。「消化器内科などを受診してみてください。」と言われ、消化器内科のクリニックを受診。そこでも「妊娠中は大腸検査ができない」と言われ、断念。その頃は生活に支障が出る程ではなかったので様子を見る感じでそのまま放置。


出産後も良くならず悪化もせず、微妙なお腹の状態で三女が生後9ヶ月の時に職場復帰。

仕事復帰して3ヶ月後に急激に悪化。



腹痛と下痢と粘液便と、たまに下血。そのため仕事中に何度もトイレ。8時間労働で15回くらいトイレに行ってたと思います。食べ物や飲み物を取るとすぐに腹痛。そしてトイレ。当時働いてた職場は自由にトイレに行ける環境でした。でも仕事中に何度もトイレに行くと仕事に支障が出るし、精神的にも身体的にもしんどかったので病院へ行く事に。


数年前に総合病院で大腸検査をした時は原因が分からないと言われた病院へは行く気がせず、良さそうな病院をネットで検索。評判が良い近くの胃腸科のクリニックを受診することに決めました。


クリニックを受診すると、潰瘍性大腸炎の疑いがあると大腸検査の予約と説明。またあの2リットルの下剤を飲むのか…と思ったら、下剤は飲まず浣腸で検査をするという事。それだけでも気持ちが楽になりました。


そして、検査をしてみるとやっぱり腸内は赤くただれていました。そこで初めて潰瘍性大腸炎と診断。
偶然にもそこのクリニックの先生はクローン病や潰瘍性大腸炎を専門としている先生でした。クローン病や潰瘍性大腸炎の講演会などもしている先生です。


症状がある時の食べ物や飲み物の説明、これからの治療方針を説明されて安心と希望が見えました。

私の場合は当時まだ授乳をしていたため、アサコールを食後1回2錠を3回と処方されました。それで副作用など体に合ってるか見る為に1週間だけ処方されました。
副作用がなかった為、食後1回3錠を3回の処方へ変更。

薬の治療を始めてから、徐々に症状が良くなって行き、3ヶ月後には大便は多くても1~2回/日、食事は普通に取れるようになりました。仕事をしながらだったので早い方かなと思います。


そして、寛解期に入ってから3年後に再燃してしまいました。
去年の秋ごろ、なんとなくお腹に違和感があるかなという軽い感じでした。少しお腹にガスがたまりやすい感じ。でも全然気にしないで、食べ物や飲み物は好きなものを取っていました。揚げ物やお菓子やコーヒーなど。
寛解期でも再燃しないようにと毎日薬を飲んでいたので、軽く考えていました。


そしたら今から約2ヶ月前から仕事中に腹痛や下痢などで症状が悪化。かかりつけ医に症状の事を言うと薬(アサコール)の量を1回3錠×3回に増やしてもらいました。その時にやった検便でも、数値が悪かったようです。


私の職場は狭いため、トイレが上司の机のすぐ横にあります。そこのトイレで下痢はしたくないので、早く治すためにも食生活を見直す事に。


油を使った料理を避けたり、肉類、繊維が多い物、コーヒー、スナック菓子、チョコレートなどは、なるべく取らないようにしました。私は全く取らないということは難しかったので、少量なら食べていました。
それと、満腹になると下痢や粘液便が出てしまうので腹5~7分目くらいで食事を止めると症状は落ち着いてました。


今、食生活を見直してから1ヶ月くらいたちます。仕事中に腹痛や下痢、お腹が張るという事はなくなってきました。しかし朝、家を出る前に1~3回ほど便がでたり粘液が出るのでまだ後もう少し頑張れば症状がなくなるかな、と言ったところです。


良くなったら、また報告のブログを書こうと思います。


~私の潰瘍性大腸炎の経歴~
2012年4月・初めて血便が出る(産後10ヶ月)
2013年3~5月・粘液便が出る(妊娠中期)
2015年4~翌年8月・粘液便と軽い下痢が続く(妊娠中期から産後1年)
2016年9~11月・腹痛、下痢、粘液便でトイレに20回/日。ピーク。
2016年11月・潰瘍性大腸炎と診断、アサコールで治療。
2017年2月・症状緩和、1日6錠へ。
2019年11月~・腹痛、粘液便、軽い下痢が現在まで。